ベース80MHz化


xv13r16にはSC-464AYBと言うクロックジェネレーターICを使用していたのでAT機で
作動確認されていた改造方法をためしてみた。
当時からAT互換機ではベースクロックを66MHz以上にしてクロックアップするのは一般的
になっていた。
実際は筆者が行う前に結構、改造している人も多かったようだった。
改造方法は目が良くて、手が器用ならぞんなに難しい作業ではない。作業内容としては
クロックジェネレーターIC(SC-464AYB)の11番ピンの足上げをするだけです。  
xv13r16はWildCatマザーなので同じタイプのPC98ならこの改造が可能です。

しかし、使用しているCPUやメモリなどによっては、技術的に成功しても作動しない
可能性もあります。そででは、

当時、メインマシンとして活躍していたPC9821XV13 R16



足上げするには,Cバススロットをはずしてマザーボードを取り外さないと、まず半田作業は無理です。
残念ながら写真がこれしかない。 昔の話ですのでご勘弁を



SC-464AYBはCPUソケットのすぐ上にあります。 写真ではリード線が付いている石がそうです。  
おー   懐かしのSocket5だー

すいませんこの写真は、足上げ終了後に66MHz、80MHz切替スイッチのリード線をハンダ付け
した写真です。
実際のクロックジェネレーターICにはこんなリード線は付いていません。

1番ピンの見方は石の一部に丸いへこみがある側のへこみ側から1番ピンです。
図は、ピンを全部書いていません。 (怠けた (^_^;)  )
さて、足上げ作業ですが実際にこの足を見るとものすごく小さいです。 
裸眼では筆者の場合はむりでした。
この手の作業は筆者はこんなの使っています。
注意しなければならないのは、隣のピンとハンダでショートさせてしまわないようにする事と作業中
に11番ピンを何度も見落としてしまうことです。
ハンダコテで溶かしながらカッターナイフ(小型の物)などで足を浮かせます。 終了後に隣りのピン
とショートがないか必ず確認して下さい。

さて、作動チェックですがそのままCPUを付けて起動すると 80MHzx2倍になってしまうので倍率を1,5倍程度に変更してから
のほうが良いと思います。

倍率ジャンパーはCバススロット下にあるSW3と書いてある2組のジャンパーがそうです。
MMX化などしている人は下駄のほうで出来るので不要です。


さあ、起動です。  ピポと鳴る音がおかしいと思った方  成功です。 その先、メモリチェック、OS起動
したらとりあえず成功です。
hdベンチの周波数測定などを使って測定してみて下さい。 たとえば、80MHzx1.5倍なら120MHz 
 2倍なら160MHzになります。 
足上げ不良(完全に足が離れていない場合)の場合は 100MHz  133MHzになります。
ベース66MHzのままですね。
しかし、80MHzx1,5倍しか作動しない場合、今までの133MHz作動の方が早いと思いますが、実際は
80MHz化によってメモリ関係も高速に作動するので120MHzの方がパフォーマンスが上がるはずです。 
(体感出来るほどではないかも?)

ちなみに筆者のP54C133MHzは160MHzでは、安定した作動は出来ませんでした。
お好みにおおじて足上げしたピンとマザーにリード線を付けてスイッチで切替可能にしても良いと思います。